9の月3夜☽明日への憶測

9TH MOON 自然を尊ぶ

小さなキノコが灌木の湿地を押し上げ、秋の雨が収穫の時をもたらしたことを告げていました。ふたつ雲は、食べられるキノコの見分け方とその掘方を氏族の娘に教えていました。

 

ひとりの娘は見つけた食べられるキノコを、すべて籠に入れていました。それを見たふたつ雲は娘たちを止め、輪になって話を聞くように言いました。そして教訓を語り始めました。

 

「明日が子供たちやその子供たちに運んでくれるものを決してあてにしてはいけないのです。今見つけたキノコをすべて採ってしまったら、森で育つ次の世代の食べ物がなくなってしまいます。今日与えられた豊かな実りを私たちが不当に利用したため、私たちのひ孫が飢えて死んでしまうかもしれないのです。」

 

「目には見えなくても感じることができるバランスというものが自然界にはあります。野牛が姿を消し続け、鹿や羽根のある生きものの群れがその移動のパターンを変えたら、私たちの世代はどうやって生き残っていけるのでしょう?いつも充分以上にあると決めつけることで、私たちは明日への究極的な責任を忘れてしまいました。返すことなく採り続けたら、再生に必要なエネルギーの明日を奪うことになるのです。」

 

大量消費が当たり前となった現代を通過する私たちには、耳の痛い教訓です。再生可能をいう以前にやることがあるような気がします。それは本質、根本を残すこと、そして消費を最小限に減らす生活をいろいろ考えなければいけない。そうしたら自ずと再生していくのではないかと思いませんか?

 

 

 

 

 

9の月2夜☽明日の場所

9TH MOON 自然を尊ぶ

次の7世代が必要とするものに無言の価値を置くのが賢者の生き方です。明日が必要とするものに備えれば、豊かな生命の継続が保証されます。それを知っていた祖先は、子孫が家族を養うのに十分なようにと、地球の資源を守ってきたのです。そうした祖先に感謝を示したいのなら、彼らが必要なものしか採らないという形で尊重した自然の恵みに感謝することです。

 

 

9ばんめの月の巡りの地母神日没の女環境保護の価値を教え、必要とする人との分かち合いを私たちに気づかせてくれます。どうしたら地球のほかの子供たちの役に立てるかを心に留めるようにと、彼女は私たちに求めています。

 

あなたの時間をボランティアに費やしたり、食べ物を分け与えたり、着なくなった服をリサイクルすべきときではありませんか?

 

どこでエネルギーを節約していますか?どこで消費を減らしリサイクルを増やせますか?

 

すべての生きものが生き残れるよう、どれだけ努力していますか?あなたの答えが真実だと自信をもって言えますか?もしできなければ、あなたは変わるべきときです。

 

 

 

9の月1夜☽太陽の沈むところ

9TH MOON 自然を尊ぶ

日没は、通過儀礼のしるしです。世に向けて、陽が聖なるパイプを通過する頃。母なる大地聖なるパイプの煙を吐きだそうと息を止め、突然静寂が訪れます。この夕暮れの沈黙は私たちに、成し遂げられたこと、得たチャンス、学んだ教訓への感謝を促す、時のシグナルです。

 

陽光が死に絶え、休息の時が近づいていることに私たちは気づかされます。眠り、夢み、私たちの生命力を養うときです。夜を超すとき、私たちの絶えざる成長を願う母なる大地の愛がこだまする見えない渓谷を私たちは超えるのです。その囁きは風の精の背に乗り、私たちの夢にやってきます。

 

その声は私たちの精神に呼びかけます。

地球の子供たちよ、あなたたちはこの太陽の通過の間に成長しました。この日の通過に成功したのです。喜びなさい!あなたは決して今までと同じではないのですから。」