7の月7夜☽うかつな無神経

母親たちが皮をなめしているそばの干し肉の棚で、子供たちが遊んでいました。それは暑い夏の日で、冷たい川の水はさぞかし恵みだったでしょうが、彼女たちにはやることがたくさんあったのです。女たちはおしゃべりしながら働いていました。けれど、大きすぎる歌声だけはそれに加わらず、ひとり豪語していました。

 

大きすぎる歌声は自分の家族を大げさに自慢し、その態度はほかの女たちを苛立たせていました。自分の言葉が他人を見下すことになっているのに彼女は気づかなかったのです。彼女のうかつな無神経さによって、ふだんはお互いの家族を敬い合い一緒に協力して働く女たちの間にも亀裂が生まれそうでした。

 

祖母なる青い羽根は綿の木の木陰から見守り、大きすぎる歌声が若い母親のひとりっ子のことをうかつな悪口でからかい、その無神経な言葉に若い母親が傷つく様子を見ていました。祖母大きすぎる歌声に近づき、女の小屋までついてくるように命じました。

 

祖母なる青い羽根は目に涙をためて、大きすぎる歌声に語りかけました。

「自分の姉妹を傷つけているのがわからないのですか?あなたは無神経で不親切です。あなたの言葉が姉妹精神の輪をふたつに裂いているのです。女たちがこの部族の家族の誰もにもってきた愛を壊すようなことをするために、どうしてそんなに力を注ぐのですか?創造主はあなたに大きすぎる歌声をいう恵みを与えたのです。その才をあなたは、誰もに見い出せる長所を称えることに使うべきなのです。その愛の称賛でどんな輪も円く結べるのですから。」

 

7の月6夜☽慈愛

痛み傷つき

道をはずれ、

帰ってきたからだの重荷を

慈愛は感じたのです。

慈愛は

無意味な攻撃や、

残酷な戯れに耐え、

人生が試練として差し出した

恐れや苦悩に耐えてきました。

慈愛は

すべての悪魔にひとりで向かい、

光を求めて祈り、

夜になぐさめを求めて泣く

孤独な子供でした。

慈愛は

毒を回すのを拒み、

自由の門を開け、

苦しみや憎しみを癒す

苦闘を知りました。

慈愛はすべての人間の

痛みと悲しみの表情でした。

慈愛は地平線と明日の夢を抱きました。

すべての道をふさわしい時間に歩き、

疲れたすべての戦士に

その登山の労を称え、

慈愛は決して裁きはしません。

 

7の月5夜☽基盤

基盤は、自然界のすべてのものの土台です。基盤は4つ組み。4つの方角、草木の4つの部分、四季、そして気、地、水、火の4要素です。人生で私たちが築くものすべてのサバイバルには基盤が必要です。

 

人間関係の成功に必要な基盤は3つの要素からなり、それは尊敬と信頼、親愛です。この3つの土台の角石が4つめの要素を招きます。それは調和。共に共通の目標に向けて励み、この調和の理念を実行すれば、愛の基盤を作り上げることになります。

 

7ばんめの月の巡りの地母神であるすべてを愛するは、愛情関係はこの4要素を中心として関係の輪を作り出し、その調和があれば、時という試練にも負けることはないと教えます。他人とその幸福のために努力して、尊敬と信頼、親愛、そして調和を創造し続ければ、決して崩れない基盤が築けるのです。