9の月8夜☽稲妻のガラス

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9TH MOON 自然を尊ぶ

若者が家族に食べ物をもたらすため、獲物を追って父親と荒れ地を歩いていました。若い戦士は立ち止まると何かを拾い上げ、それを太陽にかざしました。父親が振り向くと、彼は奇妙な表情で顔をしかめていました。若者は静かに父親の方へ歩み、何も言わず肩をすくめ、手を広げてみせました。父親は大きく微笑むと、息子を近くのメスキートの木陰に誘いました。近くの獲物を驚かせないよう、若い息子は口を開かないよう気をつけています。恭しい囁きで父親は説明しました。

 

「それは火のスティックのしるしだ。父なる大空母なる大地を愛するときには、火の電撃が母のからだの砂を流れ、この赤いガラスを生むのだ。これは、ふたりが永遠の未来に分かち合う愛と信頼の象徴。この珍しい母なる大地の血の一滴を見つけるのは吉兆だ。お前の叡智とメディスにふさわしい伴侶を授けてくれるという、母なる大地の約束と雷鳥メディスのしるしなのだから。お前とその伴侶の情熱と愛は、父なる大空母なる大地に対する愛と変わらぬものになるだろう。」