9の月5夜☽インディアンの贈り物

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9TH MOON 自然を尊ぶ

ネイティブ・アメリカンの祖先は、この世界のどんな生きものにも、動かないものにも、それなりの使命があると教えました。それがセーターでも鍋でも小屋でも石でも木でもです。贈り物が与えられたときには、もらった人は贈られた物の使命を認識すべきです。贈られた物の使い道がその使命を決めます。もらった人が贈られた物を使わなければ、その物が果たすべき目的や使命は尊ばれません。

 

そのような場合、贈った人には、贈り物を取り戻し、それを必要とする別の人にあげる権利があります。そうすることでその物はその目的と使命がまっとうできます。

 

もし毛布を送った相手がすでに毛布をたくさん持っていて、その一方に毛布を全く持っていない人がいたら、未使用の毛布を取り戻して必要な人にあげるというのは全然いけないことではありません。暖かさを与えるという毛布の恵みが、人間の役に立つことで尊重されるからです。

 

長い間、誤解されてきたインディアンの贈り物の習慣には、実はそういう意味があるのです。

 

 

9ばんめの月の巡りの地母神である日没の女は、使ってない物があり、それを必要とする人がいるなら、その物の役割が尊重されるよう、それをギフトとしてあげるべきだと私たちに教えます。明日に備えるひとつの方策は、今日必要とされているどんなものも決して無駄にしないことです。

 

 

すべてのものに目的と使命の意味づけができたら、無駄なものがなくなるということ、自分も心がけながら生活していきます。