9の月3夜☽明日への憶測

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9TH MOON 自然を尊ぶ

小さなキノコが灌木の湿地を押し上げ、秋の雨が収穫の時をもたらしたことを告げていました。ふたつ雲は、食べられるキノコの見分け方とその掘方を氏族の娘に教えていました。

 

ひとりの娘は見つけた食べられるキノコを、すべて籠に入れていました。それを見たふたつ雲は娘たちを止め、輪になって話を聞くように言いました。そして教訓を語り始めました。

 

「明日が子供たちやその子供たちに運んでくれるものを決してあてにしてはいけないのです。今見つけたキノコをすべて採ってしまったら、森で育つ次の世代の食べ物がなくなってしまいます。今日与えられた豊かな実りを私たちが不当に利用したため、私たちのひ孫が飢えて死んでしまうかもしれないのです。」

 

「目には見えなくても感じることができるバランスというものが自然界にはあります。野牛が姿を消し続け、鹿や羽根のある生きものの群れがその移動のパターンを変えたら、私たちの世代はどうやって生き残っていけるのでしょう?いつも充分以上にあると決めつけることで、私たちは明日への究極的な責任を忘れてしまいました。返すことなく採り続けたら、再生に必要なエネルギーの明日を奪うことになるのです。」

 

大量消費が当たり前となった現代を通過する私たちには、耳の痛い教訓です。再生可能をいう以前にやることがあるような気がします。それは本質、根本を残すこと、そして消費を最小限に減らす生活をいろいろ考えなければいけない。そうしたら自ずと再生していくのではないかと思いませんか?